ポケモンコロシアム/ポケモンXD RTA用乱数調整の裏技

出典
Quick Battle RNG burning in Colosseum & XD


前書き

上のURLにかいてある事の紹介です。

結構長々と書いてありますが、やっていることを一言で言うと乱数調整の現実的な検索範囲を広げる方法を確立したよということですね。
なお、ここで言う乱数調整とはあくまでRTA用に特化したものなので、色乱数とかID調整などの乱数調整は専門外です。予めご了承ください。

乱数調整の詳細については以下のリンクにまとまってるので読みたい人は読んでね。

千佳のブロマガ
☆ポケモンコロシアム/XD 乱数調整用ツールの使い方☆


経緯

この中で今回の本題と関係するのは、「Reroll」の部分です。ここで言うRerollとは、望ましいseedへ向けて乱数消費を行うために、とにかくバトル/いますぐバトルのチーム生成を繰り返す行為のことを指します。例えば、乱数消費ツールで必要なRerollの数が334回と計算された場合は334回チーム生成をすれば、目的のseed付近まで乱数消費ができるというわけです。

しかし、334回もチーム生成をするのは非常にめんどくさいし時間もかかります。

ここで本題の裏技の登場です。
ある程度遠いseedの場合、とにかくバトル/いますぐバトルでの戦闘をあえて開始し戦闘画面で一定時間待機することで、チーム生成の代わりに乱数消費を行うというわけです。戦闘画面で一定の乱数消費があることは以前から知られていましたが、今回下記の理由から海外でちゃんと研究が行われ、実用レベルまで達したという次第です。

(原理は知りませんがPAL版では1回のRerollあたりに一つのseedしか検索されないため、望ましいseedを乱数調整ツールで検索しても何千、何万回のRerollを必要とする場合が多く、PAL版の乱数調整は現実的ではないというのが一般的な見解でした。しかし、後述の方法をもちいることで大量の乱数消費を行うことが可能になり、また、「1回のRerollあたりに一つのseedしか検索されない」ということは裏を返せばそのseedまでたどり着ければ絶対にツモれるということから、PAL版の乱数調整が現実的なものへとなりました。)

方法

①通常通り乱数調整ツールでseed特定を行い、目的のseedまでのReroll数を算出する。
②以下の計算式で待機時間(秒)を割り出す。

(待機時間)=(Reroll数)/(レート)*60 - (バッファ)

レート(Reroll/分):1分あたりに消費するReroll数。フィールド、選出ポケモンに依存する。
コロシアム:118
XD(ファイヤー):318

バッファ(秒):待機しすぎて目的のseedを通り越さないようにするための揺らぎの時間。
コロシアムもXDも15秒程度でOK。PAL版で何時間も待つ場合はもうちょっとバッファを大きくするが、日本語版ではせいぜい1000Rerollなのでその必要はない。

③算出した待機時間分待機する。

コロシアムの場合:
 とにかくバトルのシングルバトルのさいきょうでバトル開始(チームはなんでもよい)
 「これでよろしいですか?」→「はい」をおした瞬間にタイマースタート(一応先頭のポケモンを1番目に。B連打で演出カット)
 タイマーストップのタイミングで「こうさん」→「はい」を押す

 ④B連打し続けて一度メインメニューに戻る(戻らないと上手くいかない場合がある)
 ⑤再度とにかくバトルに入り乱数調整ツールを使用(成功していれば10~30くらいに近づいている)

XDの場合:
 いますぐバトルで敵チームにファイヤーが出てくるまでチーム生成し、バトル開始
 タイマースタートと同時にBボタン(戦闘開始)
 タイマーストップのタイミングで「こうさん」→「はい」*2(2匹分降参する)

 ④B連打し続けて一度メインメニューに戻る(戻らないと上手くいかない場合がある)
 ⑤再度とにかくバトルに入り乱数調整ツールを使用


補足

・なぜファイヤー?
ファイヤーのメラメラの燃える炎のエフェクトはファイヤーのモデルの一部ではないらしいのでその都度乱数消費が行われるらしい。フリーザーの冷気も同様だがファイヤーの方が消費が多い。

・コロシアムはなんで全部118でいいの?
上記のような特殊なエフェクトがないポケモンは大して乱数消費が変わらないため。厳密には全く同じではないらしいが、118が最大値なのでそれで計算しておけばおk。一応フェナスコロシアム自体の消費が大きいらしいので消費が雑魚でもそれなりに大きい値になっている。

・これやる必要ある?
わりとあり。コロシアムの話をすると今までは100を超えるようなReroll数はリセットしていたものが500程度なら待てば狙えるようになったのは確実な進歩。エーフィのS30厳選などは十分現実的。ノースナッチブラッキーのC上26厳選はちょっと無理だった。

・118とか少なすぎ。もっと増やせ
実は増やせる。具体的には、対戦モードでGBAのデータを接続してファイヤーを含んだパーティ同士で対戦したり、ファイヤー入りのパーティーを登録してコロシアムモードで対戦を行えばもっと増やせる。ざっくりとした試算だとファイヤー一匹あたり(200~250Reroll/分)なのでファイヤーさえいればもっと乱数消費の効率を上げることは可能。そこまでして粘りたいものはないけど。



もっとくわしいことは元記事にかいてあるので、知りたい人は下の方を読んでみてください。読むと面白いです。

以上。